昨年、金平糖のような花がとてもかわいい
ヒメツルソバをモチーフにしたお皿を作りました。
青い空をイメージした淡いブルーのベースの上に
ヒメツルソバが描いてあります。(右の写真、拡大版はこちら)
今年もヒメツルソバが咲く季節になり、
改めて、地面を覆うように咲く花を上からじっと見ると、
「ヒメツルソバを見ている時、空は見えない!」(笑)
ということに気づきました。
そこで、同じデザインで作り直すことにしました。
淡いブルーのベースを
白に近い薄いグレーに変えてみました。
コンクリートのわずかな隙間から逞しく葉を広げ、
花を付けたヒメツルソバのイメージです。
写真だと分かり難いかもしれませんが
薄いグレーの中に濃いグレーの粒々を入れてあります。
これで石のような質感になり、
ベース全体に味わいを出せたと思います。
花はガラスの粉で上から描いているのですが
加熱焼成するときに少し縮んでしまうため、
以前より大きめにしました。
見過ごしてしまうような
わずかな違いかもしれませんけど、
こうした改善(?)を繰り返すことで
作品の存在感が増していくのだと思います。